受験情報

2026年9月19日 14時58分00秒 (Sat)

埼玉県公立と私立高校の入試の行方は?

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一昨日になりますが、こんなセミナーに参加してみました。とは言ってもリモートですけど。
主に前半は、私立高校の授業料無償化の影響、後半は今年の埼玉県公立入試問題の分析から来年のマークシート化の予想でした。
まず興味深かったのは、一足先に2024年に私立高校の授業料無償化に踏み切った東京都の先例でした。2024年度では、制度が十分に周知徹底してしていなかったため、私立志望者の増加はそれほどでもなかったようですが、2025年度は情報が行き渡ったらしく大幅に増えて、都立高校はその分だけ大きく減ったようです。大量に私立に流れたということですね。
そうすると1年遅れでの国の施策も、昨年の前半までは当の私立の先生でさえ「もし実施されれば」とお話しされていたほどですから、周知は不完全だったと思いますので、埼玉県も1年遅れて東京都と同様の流れが起きると思ってもよさそうです。ただ埼玉県ではもうすでに今年の入試の段階でかなり単願志望者が増えたというデータがあるそうですから、このブログでも何度か取り上げてきたように、今度の2027年度の確約目安をかなり強気に上げてきているのも言わずもがなですね。現に、私立高校への進路活動が本格化してきた今、我が教室でも例年になく私立高校進学を視野に入れている生徒が多いように思います。そうなると県公立高校の、特に普通科は目に見えて苦境に立たされるということになります。ちなみに東京都立の2つの高校は、選抜の際、埼玉県のように学力テストの点数+内申点でなく、どちらか受験生に有利な方で判定するという画期的な方針を打ち出しているというのを新聞で読みました。これなら不登校の受験生にも不利になりませんね。学校に行けなくてもちゃんと勉強していれば合格するんですから。
次に埼玉県公立入試問題がどうなるかですが、わかりやすく言えば100点満点とするとマークシート90点、記述問題10点分になるということで、一番影響があるのが記述配点の多い国語でしょう。これまで12点あった作文がなくなるんですから。これを喜ぶ人もいるかもしれませんがそうはいかないようです。現行では長文読解問題として小説文と論説文の2題構成ですが、他県では定番になりつつある実用文(報告書や契約書、取扱説明書など)が加わるかもしれないとのこと。それから記号選択問題が増えるので、いやというほど並ぶ選択肢を読まなければならないのと、当然簡単に選べないように、紛らわしい誤答を混ぜ込んでくるので、読む量は増え、その分時間もかかるからますます速読力が必要になるかもしれないそうです。
その他の教科については、知識・技能にあたる用語や数値を書かせる問題は選択問題になるし、思考・判断・表現にあたる説明や証明、自由英作文などはできるだけ10点分に残し、はみ出た部分は工夫して選択問題に作り変えるだろうとのこと。数学で定番の作図なんかは4つくらい並べて、正しく作図しているものを選べ、なんてことになるんでしょうか。
とにかく今度の埼玉の高校入試は、私立高校授業料無償化と県公立入試の大改革のダブルパンチで、受験生はもちろんご家族も非常に悩み多きものになっていることでしょう。そんなときは遠慮なくご相談ください。これまでの経験と、あちこちに出向いて仕入れてきた最新情報をを駆使して、それぞれの最適解が見つかるようアドバイスさせていただきます。


2026年6月1日 22時50分19秒 (Mon)

埼玉県公立高校の選抜実施内容(確定版)が出ました

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5月29日に埼玉県公立各高校の選抜実施内容(確定版)が出ました。すでに去年(暫定版)が出ていましたので、これで正式に決まったことになります。ざっと見たところそんなに変わっていないようですが、大きいのは市立浦和南が学校選択問題を実施することになったところでしょうか。
特色検査ではこれまでの美術や体育系で実技を課すのに加えて、作文を課すこともできるようになったので、入試で国語から作文が消える関係でこれを課すところが出るかと思いきや、確定版では消えてしまい、全く見当たりませんでした。やはり採点が大変なんでしょうね。
ここではっきりしたのが面接の方法。つまり集団面接か個人面接かということ。ちなみに毎度おなじみの上尾高校は個人で、伊奈学園は集団です。
また選抜の種類で共通選抜か特色選抜かというのもはっきりしました。ここで一応説明しておきますと、共通選抜は県が決めた学力検査の配点や調査書の点数換算や面接の得点の範囲で選抜を行い、特色選抜は県に縛られず高校が好きなようにできる選抜です。ちなみに上尾高校は特色選抜で、どこが特色かというと、共通では調査書を換算する際は200点か300点か400点から選ぶことになっていますが、180点と共通の最低よりも低く設定しています。ということは中学校での評価よりも当日の学力検査を重視したいということです。一方、伊奈学園は1次選抜で300点、二次選抜で200点としており、県の定め通りです。
それから面接に使う自己評価資料も上尾高校は「校訓を踏まえてこれまでの活動の中で他者に誇れることを書け」としっかりお題を提示していますが、伊奈学園は「設定なし」ということで基本何を書いてもよさそうです。
まあこんな感じで各高校が方針を発表していますので、ここはしっかりチェックしておきましょう。

2026年5月22日 16時31分02秒 (Fri)

学校選択問題実施校が発表されました

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昨日、令和9年度埼玉県公立高校入試で学校選択問題を実施する高校が発表されました。
ほぼ昨年と同じですが、さいたま市立浦和南高校が加わって23校と1校増えました。一応ご説明しておきますが、埼玉県公立高校入試では、英語・数学に限って、学力検査と学校選択の2種類の入試問題が用意されます。高校はどちらを使うか選びます。英語・数学セットなので、理数科だから数学だけとか語学系だから英語だけみたいにどちらかだけ学校選択というのはありません。また学校として選ぶので、普通科と理数科がある高校でも両方が学校選択になります。そして難易度ですが、やはり学校選択の方が解答しにくい問題になります。なぜ「難しい」と言わないかというと、これも発表されましたが、共通の出題範囲と出題方針で問題が作られるからです。範囲はもちろん中3までの教科書を越えたものは出せません。そして内容は、指導要領に基づいて知識・技能(基礎)、思考・判断・表現(応用)を見る問題と指定されています。「解答しにくい」というのは、同じところから出題していても、学校選択は、学力検査よりも問いの読み取りや解答の仕方に高い思考力を求めてくるからです。だから受験生にとっては、全校面接試験実施や未知のマークシート方式導入とともに実に面倒なものに違いありません。真意はわかりませんが、そうでなくても私立高校授業料無償化で公立離れが騒がれる中、それでも今回、学校選択問題実施に踏み切った浦和南高校はすごい決断をしたと思います。
 

2026年5月2日 13時04分48秒 (Sat)

速報!国際学院高校コース編成大幅変更

国際学院高校から塾説の案内が届きました。「令和9年度4月入学生からコース編成が変わります」というチラシが同封されていました。とうとう食物調理コースが消えます。そして専門学校も含めた進学を目指す総合学科が1コースに減少し、中堅私立から国公立大を目指す普通科が1コース増えて3コースに。
まだ6月の説明会を聞かないとわかりませんが、これまでお伝えしてきたように、やっぱり無償化で強気に出てきたようです。当然合格目安もこれまでのようにはいかないでしょう。
ほかの私立高校も目が離せません。

2026年4月10日 17時11分23秒 (Fri)

埼玉県公立高校面接試験の新情報

ちょっと触れるのが遅くなりましたが、来年度から導入される埼玉県公立高校面接試験について新情報が3月終わりに発表されました。詳しくは教育委員会のHPを見てもらいたいのですが、タイトルが「・・・面接に係る資料」とすごく堅苦しいし、ちょこちょこと中学生が読むには難しすぎるいかにもお役所的な表現もあるので、どうやら受験生向けでなく中学校の先生向けなのかなと思います。たぶん中学校の先生に生徒や保護者の方から質問があったりして答えに困ったり、私もそうですが、そもそもなんで受験生に全員にやる必要があるのか先生方にもよくわからない感じがあるのかなと思います。この資料では結構そのあたりに力を入れて、慎重に言葉を選んで誤解のないように努めている節があります。強調されていることをまとめると「とにかく台本の暗記なんかするな。うまく話さなくていい。素直にこれまでの自分とこれからの自分のビジョンを話せ。」ということらしいです。付随する自己評価資料も文章の旨い下手や誤字脱字なんかも評価対象外で、文章としてまとまっていなくていいということ。学力検査がマークシート方式になって、国語から作文が消えたからその代替えか?なんて勘ぐったりしましたが、どうやらそういうことではないようです。
面倒くさい資料ですが、受験生そして受験生の親としては一度目を通してみたらいかがでしょう。img_20260410-172759.jpg

プロフィール

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塾長
上野 孝
自己紹介
伊奈学園をはじめ埼玉県立高校教員から集団授業の中堅進学教室教師、個別指導塾の室長などを経て埼玉県上尾・伊奈・桶川地区の教育現場ひとすじ数十年、より良い指導を求めて日々努力中!!
趣味
映画鑑賞・ギター・ドラム
特技
剣道二段
座右の銘
努力は裏切らない!

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