令和9年度入試

2026年1月24日 15時03分14秒 (Sat)

浦和高校説明会

1月10日の一女に続き、昨日は浦和高校(浦高)の教育関係者対象説明会(塾説)に行ってきました。毎年知り合いと顔を合わせれば「暑いですね」と挨拶するところ、校長先生からの第一声「お寒いところお出でいただき・・・」なんて始まるこの時期の塾説・・・新鮮と言えば新鮮ですがやっぱり寒い。
今回は以前の職場から近いし、それこそ十数年の間、入試日早朝には毎年校門で大勢の受験生の背中をたたいて送り出し、合格発表日には掲示板で合格者チェックをして自塾の生徒を中庭に集めて「〇〇〇名合格」のプラカードを持たせて写真撮影・・・そんなことをしていたところなので迷うことなく到着(まあ北浦和駅から真っすぐなので迷いようがないけど)。img_20260124-181102.jpg
校門につくと何やらコートやスーツ姿の大人たちの集団がいくつか。受付前にこんな寒空の下待たされるのかと戦々恐々としていると、…セミナーとかスクール…とか聞こえてくるのでどうやら大手進学塾の方たちが校門に集合して一斉に受付のようなので、そこをすり抜けてさっさと受付へ。
私が入ったときの会場はまばらな感じでしたが、開始時間が迫ると見る見るうちにほぼ満席。どうやら参加希望者が120人定員を超えてお断りが出ていたそうです。img_20260124-181133.jpg
さてお話はと言いますと、まず校長先生がご挨拶ということで、指導方針や選抜基準の根拠(もちろん今年でなく令和9年度)の概略、教頭先生からはそれを詳しくという感じです。
まず浦高の間違ったイメージの払拭です。
「浪人率が高いから本人任せで大学受験指導に力を入れていないのでは?」について。
年5回の担任面談、高2の10月・11月には部活の邪魔にならない夜の時間帯に受験準備講座を実施、OBの講話、朝6時半から夜9時まで教室開放などやっているし、先生方は日々一人一人の答案の添削を丁寧にやっているので手抜かりはない。ただ、浦高生は第2志望を許さない高い志の生徒が多く、東大以外なら行く価値無しということで早慶に逃げないからおのずと浪人が多くなる。ちなみに今年は東大40名あまり合格(もちろん現浪含め)。
同偏差値帯の私立高校の現役合格者数競争とは一線を画して、うちはより崇高な人間づくりをしているんですよと言われているように私は感じました。
「運動できないとやっていけない」について。
確かに入学直後に新入生歓迎マラソン10キロ、茨城県古河市まで50キロ強歩、2キロ遠泳、各種スポーツ大会は通年で開催などあるが、全員完走や強制をしているわけではない。50キロ強歩も途中にゴールを定めてそこまでで良しとする生徒も認められている。これらをやる意味は、困難に挑戦する気概を育てることと、互いに得意不得意を認めて助け合う精神を育てること。この資質はこれからの世界を引っ張っていくリーダーとして必須である。
次に選抜基準です。
まず、英語・数学の学校選択問題について改めて説明がありました。本当は学力の高い生徒の集まる本校では、ハイレベルの本校独自の入試をやりたいが、それはできないので少しレベルの高い学校選択問題をやっている。難問にも挑戦して乗り越える気概をもって勉強してほしいし、学力検査だと本当なら110点取れているはずなのに100点満点だからオーバーした10点分を評価してあげられないのが理不尽だ。そのうえ傾斜配点にして重点を置くのは、難しい英数を捨ててその分をほかの3科目で埋め合わせようということができないようにした。ゆくゆくはみんな大学受験で5教科すべてが問われる共通テストを受けるので、全教科すべて頑張る生徒が欲しい。
以上だいたいこんなところのお話でした。
はっきりとは言っていませんでしたが、もちろん学力重視で、調査書、面接は極力軽くしています。質疑応答でどこかの塾の先生が集団面接は何人でやるのかと聞いていましたが、答えられませんと一蹴。ここではそんなことはどうでもいいのでしょう。
説明の後、学校公開で校内を見て回りました。やはり一女同様。校舎に入るのは初めて。浦高生の授業風景を始めてみて感動しました。ここまで個性全開、自由奔放、教室雑然を他校では見たことがありません。4時間目が始まるところでしたが、食べ物のにおいの漂う廊下から中を見ると、カレーやら弁当やらをもぐもぐしている生徒がちらほら、先生が入って来るとそれを横にはけて起立!礼!。服装もばらばらで先生か生徒かわからないこともしばしば。
これが正しい表現かわかりませんが、昔聞いた、エリートの姿を現すバンカラという言葉が浮かびました。これが令和のバンカラ、これが浦高生、将来の日本のリーダーの卵の姿なんだなと・・・。
変な感想になってしまってすみませんが、いいものを見せていただきました。この機会をいただけたことに感謝します。
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2025年12月28日 12時40分06秒 (Sun)

令和9年度高校入試情報

我が教室も今日で今年の授業収め。今年1年を振り返ってみようかなと思っていたら、こんな年の瀬に埼玉県公立高校の令和9年度入試の新情報が発表されました。令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜実施内容(暫定版)」という恐ろしく長いタイトルが付いています。この(暫定版)というのを抜けば、毎年7月ごろに発表されているものですが、とにかく令和9年度は入試が変わるので、教育委員会としてもとりあえずということで(暫定版)を付けてでも、早めに情報を出して少しでも安心してもらおうということでしょう。でも正式版がそんなに変わるとも思えませんけどね。
今回の注目点は、全校で実施される面接の形式が個人か集団か。それから特色検査と傾斜配点です。
全体的にこれまで面接をしてこなかった高校は集団が多く、してきた高校は個人が多いように思えます。つまり上位層と下位層です。でも中堅の我が地元の上尾高校は個人でやるみたいです。だから一概には言えませんね。
そして特色検査ですがこれはこれまでも芸術系や体育系のところでは実技試験でやってきていますのでそういうところは変わらずやります。今度は作文(小論文)を課す高校もあるようですが、今のところ確認できているのは三郷北だけです。
それから傾斜配点ですがこれも理数系や語学系ではその科目の満点を多くしていたのが、今度は普通科でもやるところが出てきました。これはお察しの通り浦高・一女を筆頭にトップ校が名を連ねています。もちろん英・数・国の主要三教科と呼ばれるものの全部か一部を1.5~2倍にして計算することになります。そうなると、この3教科に不得意がある場合、5教科の合計で見るんだから理・社で補えばいいじゃんというのが効かなくなることになります。これは理・社なら任せとけという人には災難ですね。
まだまだ謎の多い令和9年度入試ですが、だいぶ姿が見えてきました。これからも逐次お伝えしていきますのでよろしくお願いいたします。

今のところとりあえずこれで今年のブログ仕舞いとさせていただきたいと思っております。
今年も最後までご覧いただきありがとうございました。
2026年もよろしくお願いいたします。

2025年11月26日 16時34分22秒 (Wed)

私立無償化と公立高校離れ

2026年度から国として私立高校も授業料無償化にすると正式に決まったようです。これまでも埼玉県では所得制限はあるものの、埼玉県独自の支援制度があり、国の支援に上乗せしてもらえるので私立進学者にとってはありがたい状態でした。でも、今度国が行う補助は所得制限なしのうえ結構大幅に増額されています。それを受けて埼玉県ではこれを廃止もしくは授業料以外のもののみ残すとか不透明なようです。ただ、これで私立高校の経済的なハードルは低くなるのははっきりしているので、今の令和8年度受験生は急な方向転換ができずそのまま県公立高校で行く人は多いかもしれませんが、次の令和9年度受験生、特に埼玉県では大きく変わる公立高校入試を嫌って、大幅に私立に傾くのではと今まで以上に危機感を持っているのが県公立高校です。
そんな中、今月中旬に埼玉県立浦和第一女子高等学校(県内では「一女」と呼んでいます)が、長い歴史の中で初めて塾関係者対象の説明会(業界では「塾説」と呼んでいます)を開催しました。私は残念ながらこれを知らず参加できませんでしたが、2回目が1月にあるというので、すかさず申し込みました。内容はよくわかりませんが、今年の校長先生は、来年から統合されて大宮科学技術高校となる大宮工業高校の校長先生だったらしく、そこでやった塾説に手ごたえを感じて急遽開催したようです。ただ私立高校では昔から常識でしたから今更感も否めませんが、県内上位校で先陣を切ったという点では革新的かもしれません。ちなみに我が教室のご近所の県立桶川西高校は5・6年前からやっていて、ダイレクトメールでお知らせをいただいたので行ってみたのを覚えています。授業見学やご自慢の校内水族館も見せてもらいました。その後も先生が教室にご挨拶に見えたりで豆に塾に宣伝活動をされています。それというのもここは数年前から定員割れが続いていていち早く危機感をもって行動に出たのだと思います。それを考えると、直近の調査で競争率1.08と昨年同期の1.25を大きく下回ってもはや対岸の火事というわけにはいかなくなったのでしょう。低倍率化傾向は県北のトップ校の熊谷高校や熊谷女子高校ではこのところさらに顕著で両校とも今のところすでに定員割れです。
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そんな現状を踏まえて、現中2の生徒さんが対象の令和9年度入試の見込みですが、やっぱりますます私立優位ではと思います。では公立志望は楽勝じゃん!と思うかもしれませんが、そうは言っても公立は試験当日の出来次第の一発勝負。話題の公立併願制が実現していれば別ですが、そうでなければやっぱり万が一に備えて押さえの私立が必要になります。その時買い手市場の私立は合格基準を上げてくるでしょうから、今でも偏差値の合格基準を毎年上げてきたり、下位のコースや類型をカットしたりして間口が狭くなっているのにそれに拍車がかかるかもしれません。特に大変なのが学力下位層の受け皿がなくなることです。以前と比べて学力が低くても確約をくれる私立高校が激減している現状を考えると、公立一本で受験せざるを得ない受験生が増えて、その結果定員割れをはじめ、より競争率の低いところに集中するかもしれません。そうすると下位層の高校は受験生が増えて競争率が上がり、公立一本であるがゆえに危険度が上がります。
こんなシミュレーションから言えるのは、高校側か見ると、定員割れで苦しむ公立底辺校と呼ばれるところには意外にも復活の大チャンスになるかもということ。そして受験生側では当然ながら、とにかく厳しくなっるであろう私立高校の目安に対応できるくらいの学力をつけなければならないということ。
結局そうすると、生徒の皆さんはとにかく勉強しましょう!ということに落ち着いてしまいますね。
とにかく今から頑張りましょう。

2025年10月10日 16時39分02秒 (Fri)

マークシート入試に中学校も反応

近隣の中学校では2学期の中間テストが終わってテスト返しの真っ最中です。結果はともあれみんなほっとした表情で教室に来ています。
さて、毎回テストが終わると生徒の皆さんにテスト問題用紙の提供のご協力を仰いでいるのですが、今回いただいた中2の数学の問題を見て違和感を感じました。各問いの後には大体4~6個の記号選択肢が□で囲まれています。記号選択問題以外は全体で2問。なぜかわかりませんが説明とかの問題でなく、関数の変域と座標を答える問題。A3の用紙が全体になんだかガチャガチャしている感じです。聞いてみると、先生が再来年の埼玉県公立高校入試のマークシート化に備えてこのようにしたんだそう。
令和9年度入試の改革の波がじわじわと中学校現場にも押し寄せているようです。
高校入試を専門にしている当方としましても、本気で対策に臨まなければと覚悟を新たにした次第です。

2025年9月4日 21時10分39秒 (Thu)

令和9年度入試の面接

またもや令和9年度入試の情報です。今中2の人はちょっと気にしてください。
5日ほど前になりますが、令和9年度埼玉県公立高校入試の大改革の一つである面接についての情報が発表されました。前からお話ししているように、現行では一部の高校で実施されているだけの面接が、全高校で実施となり、受験生はみんな受けなければならなくなります。ただ、今度の面接は今やっているような、面接官の質問に答える受け身の形式でなく、受験生が自ら自分の考えを面接官に伝えるというものにシフトするようです。だから、「本校を志望した理由を言いなさい。」とか「中学校の校長先生の名前をフルネームで言いなさい。」とか想定問答集のパターンを練習してお手本通りに答えるというようなものではなくなるようです。
ではどうなるのか。
まず2つのパートでの構成になります。My Voiceというパートで、受験生がこれまでのことやこれからのことを1分30秒から2分で話します。次に質問・応答のパートで、My Voiceの内容について面接官から3分30秒から6分程度で深堀りされます。これを3・4・5という3段階で評価します。なぜ3からかというと、あくまでも受験生本人の考えを伝えるというのが目的なので、それに対して2や1という普通より劣っているという評価はありえないということらしいです。
評価の観点は、1.主体的・協働的に学び続ける意欲。2.自らの人生や社会の未来を切り拓こうとしているか。
どうですか?何のことかわかりますか?
一応ホームページにはQ&Aがあって、キャリアパスポート(?)とか活用したら?みたいなことが書いてあります。とにかくこの観点に合わせた内容のスピーチをしなければならないということです。中学校での体験や頑張りを、そして高校生活のビジョンをいかにわかってもらうかがカギですから大変ですね。
一応面接に拒否反応のある人に対して何度も言っているのが、スラスラ話せるとか話のうまい下手は評価しないということですが、最低限自分の言っていることをわかってもらえる程度にはスキルが必要でしょうから、前のように、ノックの仕方とか、お辞儀の角度は45度とかまでやらなくていいにしても、やっぱり練習は必要ですよね。
 

プロフィール

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塾長
上野 孝
自己紹介
伊奈学園をはじめ埼玉県立高校教員から集団授業の中堅進学教室教師、個別指導塾の室長などを経て埼玉県上尾・伊奈・桶川地区の教育現場ひとすじ45年、より良い指導を求めて日々努力中!!
趣味
映画鑑賞・ギター・ドラム
特技
剣道二段
座右の銘
努力は裏切らない!

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