2019年5月 アーカイブ

2019年5月29日 16時18分51秒 (Wed)

春日部共栄高校説明会

今朝は春日部共栄高校の説明会でした。
 例年より1か月も早い実施なので、今年は何かあるのかな。少し期待しての参加でしたがそれには全く触れず、やっぱりいつも通りの説明で終わりました。
 ただ昨年は東大合格者が出なくて残念そうでしたが、今年はその雪辱を晴らせたようです。もっとも「国公立(東大・一橋ほか)48」となっていたのでそのうちの何人が東大かわかりませんけど。
それからやっぱり甲子園のことが加わりました。初日の開会式後の満員の球場でのプレッシャーで負けてしまったとの分析です。
 それでは相談目安ですが、これもまたもや昨年と全く変わりません。でも一応お伝えします。それぞれのコースで3つの目安があります。普通に偏差値のみのほかに、内申+偏差値、数学または英語だけの偏差値です。だから、偏差値は良くないけど学校の評価は良いという人でも、国語は苦手だけれど数学だけまたは英語だけなら自信ありの人も相談できるということです。少し可能性が広がりますね。これを念頭に見てください。上から選抜コース単願では、偏差値のみ67・内申+偏差値91・数or英69、同じく併願では70・93・72、特進コースE単願では、偏差値のみ64・内申+偏差値85・数or英66、同じく併願では67・89・69、特進コースS単願では、偏差値のみ60・内申+偏差値78・数or英62、同じく併願では64・85・66。
 内申は中3の1学期、偏差値は7月以降の北辰3科または5科のベスト2の平均です。ほかにも英検・数検などの加点、複数回受験での合格率アップ、スライド合格などあります。
 せっかくなので、昨年は割愛した再受験制度についてお知らせしておきます。ここでは一番下のS系のみ再受験制度があって、2回目、3回目の受験をした人はハードルを下げてくれます。そのクリアラインは単願で内申点20、偏差値58、数or英の偏差値60で、併願では22、62、64です。ということは春日部共栄しか眼中にないなら3回入試を受ける覚悟があれば、最悪偏差値が60なくても可能性があるということです。
 昨年のように偏差値55あれば単願で相談可みたいにはっきりした数字はありませんでしたが、これに及ばなくても相談してくださいとのことでしたので、やっぱり学校のネームバリューのわりには、結構柔軟に対応してくれる印象は強いです。

2019年5月28日 16時31分36秒 (Tue)

先輩

我が教室は、無学年制で、1つのコマにいろんな学年の生徒が入っています。
最初のコマは時間が早いので、部活で忙しい中学生はおらず、小学生だけの時がほとんどです。
先日、小4のK君が算数をやっていると、国語をやっている小5のS君が、しみじみとした口調で「俺も1年前にはそれをやったなぁ。結構簡単だったけどな。」なんて天井のほうを見つめて言っています。先輩ってうれしいんですね。
また、ちょっと悪いことをして小4のW君が注意をされて、何も言わず黙っていると「そういう時はあやまったほうがいいのになぁ。」なんて小5のS君がそっぽを向きながらつぶやきます。そうするとW君、涙を浮かべて「ごめんなさい」って小さな声で謝ります。
その小5のS君が消しゴムを忘れて言い出せずにもじもじしていると、私がちょっと席を外したすきに小6のN君が自分の消しゴムを貸してあげたらしく、戻ってみると何やら顔を見つめあってニヤニヤ。プリントの用意で戸惑っている小4にはさりげなくアドバイス。
私は気づいていないと思っているのでしょうがしっかりわかっています。
だれが指示したわけでもなく、自然とこのような関係が生まれるこの空間がとても貴重なものに思えてきました。
次々と先輩になって、思いっきり先輩風をふかせて、人として思いっきり成長しよう!

2019年5月26日 14時50分42秒 (Sun)

英語4技能測定

中2の子が中学校でもらったお知らせを持ってきてくれました。そこには上尾市の教育長と校長先生の名で「令和元年度英語4技能測定の実施」となっています。持ってきてくれた本人も何のことかわからないし、正直私もよく読んで初めて意味が分かりました。
今、英検やらTOEICやらの語学力検定がありますが、その中でも世界指標となっているものの一つにGTECというのがあります。その中にも外国語とのかかわり方の状況などに合わせて10種類ほどのテストがあってその1つであるCEFR(セファールと読みます)のA1レベルのテストを来年の1月に2日間かけて行うということです。ちなみにA1というのは英検に当てはめるとだいたい3級から準2級くらいのレベルだと思ってください。
英検でも「読む、聞く、書く、話す」の4技能は試されていますが、世界的なものでなく、外国人に英検3級もってますといってもあまりわかりません。その点ではグローバルな視野で考えるならこの方がいいと思います
ただ心配なのは、中学校の現状です。テストといえば年5回の定期テスト、夏休みや冬休み明けの課題テスト、年度初め早々の埼玉県の学力調査。それだけでもテストが多くて授業が進まず駆け足状態。その上中3では国の学力調査、校長会テストで授業がつぶれてしまいます。ますます超スピードで授業を勧めなければならない先生は大変だし、ちょっと理解の遅い生徒は余計に割を食うことになりかねません。
私はそこまでして英語を重視しなければならないのかかねてから疑問を持っていますが、その理由はまた別の機会にとして、これでさらに心配になったことがあります。
テストをやれば必ずスコアが出ます。そうすればそれを見た親も黙っていないはず。これまでのテストの度ごとに先生や親の評価にさらされて心中穏やかでない子供たちにとってまた難敵が増えます。
これからを担う子供たちに何が一番必要なのかもう少ししっかり考えて、そろそろ学校でやることの断捨離をお願いしたいところです。
 

2019年5月19日 14時36分37秒 (Sun)

公立高校普通科の特色化

このところ新聞では教育改革関連の記事が多くなってきました。指導要領の改訂や大学入試改革が迫っているからでしょう。そんな中で国は公立高校の普通科の特色化を進める方針であるとの記事が目に入ってきました。
結論から言うと私は大賛成です。
理由は2つあります。

1つ目は、地元近辺で最近顕著な私立高校の進学校化です。かつては、普通科の中に保育コース、自動車整備コースときてトリマーコースまである私立高校もあったのですが、このところの大学進学実績競争の激化で姿を消してしまいました。それならば、専門学校へ行けばいいといわれそうですが、中学卒業の時はまだ15歳ですよ。「俺はこの道で行く」なんてはっきり決められる子は、いてもほんのわずかです。まだまだいろいろ迷う時期です。そんな時にちょうどよかったのに、私立高校の普通科といえば、選抜、特類、総合進学とかの、目指す大学のランク別コースしかなくなってしまいました。そこに今回の公立高校の普通科改革です。公立高校がその隙間を埋めてくれればと期待も膨らみます。

2つ目は、今の子供たちの進路指導の難しさです。今は意欲的に高校選びをする子供たちがほとんどいません。そろそろ高校を決めないと、という時期に焦っているのは本人ではなくて親や先生など周りの大人です。最近は国や県の補助のおかげで私立高校の学費負担もだいぶ軽くなってきましたが、やっぱりまだこの地元近辺は公立志向。子供たちもその流れでほとんどが県公立高校を志望します。そして受験校の志望理由は「近い、チャリ(自転車のこと)通できる」「部活」「偏差値がちょうどいい」「毎年定員割れで落ちない」のようなものがほとんどです。まずその高校自体の魅力を語ってくれる生徒はいません。あまりに決める気持ちのない生徒には、とりあえず成績は度外視で「近い」でも「部活」でも何でもいいから自分のメリットがあるところを考えろよ、なんて言ってしまいます。そんな時に「何かの資格が取れる」とまでは言いませんから、普通科としての課程を学びながら、ちょっとでも自分の興味や関心のあるものが高校で勉強できるというメリットがあるのは究極の決め手となります。だから、せっかく改革するのなら「語学」だの「プログラミング」だの「科学」だの「大人がさせたいもの」でなくて、今の子供たちのニーズに沿ったものを備えてほしいと思います。今のように、どの高校に行っても同じようなもんだからいくつも説明会に行ってもしょうがないよ、なんて決して私たちに言わせるようなことがないよう、各高校がバラエティーに富んだコース設定をできるようにしてほしいです。

10年後には130校の公立高校を統廃合する予定だそうです。これからは公立高校も生き残りをかけて取り組まなければなりませんが、逆にこれがチャンスと思って思い切ったことをやってほしいと思います。

なんか熱くなっちゃってとんでもなく長くなってしまいました。すみません。
最後まで読んでいただいて感謝です。今後ともよろしくお願いします。
 

2019年5月13日 15時49分53秒 (Mon)

「万引き家族」を観ました

プロフィールでは、趣味を「映画鑑賞」と言っておきながらこれまで全く触れてきませんでしたが、これからはいい作品に出合ったら、少しずつ皆さんと共有したいと思っていますのでお付き合いください。
かねてからこの映画は、映画館で絶対見ようと思っていたのですが、とうとう行けなくてようやくDVDが出て観ることができました。
もちろん、カンヌ映画祭で最高賞を受賞したことで有名でしたが、以前、是枝裕和監督の「誰も知らない」という作品に衝撃を受けていたので、これは絶対欠かせないと思っていました。
「誰も知らない」は一言でいえば育児放棄によって取り残された子供たちの姿を、多くを語らず子供たち目線で日常を淡々とリアルに描いたものでしたが、「万引き家族」もやっぱり大人の都合で翻弄される子供たちとそこにかかわる人々(ここでは疑似家族)の日常を淡々と描きながら、見る人の心に直接語りかけてくるような印象深い作品でした。
私にはこの二つの作品に共通している子供像があるように思えます。それは「子供は育とうとする生き物だ」ということ。大人目線では子供は大人が育てなければという考えになってしまいますが、子供にはもともと育ちたい、成長したいという欲求があって、そこに良し悪しは別として、大人からの多少の影響を受けて、成長していくように思えます。
子供はどんな環境であれ自分で考えて育っていこうとします。親がいなければなんとか飢え死にしないように生活しようと、自然に兄弟姉妹で役割分担ができ、みんなで生きようとします。親に教わったことかうまく万引きする技だけであっても、やがてこれが正しくないことではないかと疑念をもって、自ら生活を変えていこうという行動に出る。それは誰からの指示でも教えでもありません。幼いながら自分で考えて行動して生きてぬいていく力強い子供像があります。
そうなると、どうしても考えてしまうことがあります。じゃあ「大人」って、「親」って何?
この作品のテーマはそれだけではありませんが、特に子供を持つ親にはもう一度子供との関係を深く考えてみるチャンスになるのではと思いました。

プロフィール

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塾長
上野 孝
自己紹介
伊奈学園をはじめ埼玉県立高校教員から集団授業の中堅進学教室教師、個別指導塾の室長などを経て埼玉県上尾・伊奈・桶川地区の教育現場ひとすじ45年、より良い指導を求めて日々努力中!!
趣味
映画鑑賞・ギター・ドラム
特技
剣道二段
座右の銘
努力は裏切らない!

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